6月に《Dylan, Cash And The Nashville Cats》という面白そうなコンピレーション・アルバムが出ます。ボブの〈If Not For You〉が未発表テイクというのも話題のひとつですが(《The Bootleg Series Vo1.10: Another Self Portrait》のバージョンにペダル・スティールが加えられているもの----つまり《Genuine Bootleg Series 3》などに収録されてたもの----ではないかと、私は予想しています)、フォーク/ロックとナッシュヴィルの関係について復習するのが静かなブームになることでしょう。 ということで、今回は絶好の機会なので、ナッシュヴィルの人がナッシュヴィルのさまざまなシーンを紹介しているサイト『Nashville Scene』に掲載されている《Blonde On Blonde》に関する記事を紹介したいと思います。参加ミュージシャンの写真も私のほうでネットで拾い、勝手に追加しておきました。厳密に1966年初頭の姿を写したものではないでしょうが、こんなルックスの人たちがあんな最先端の音を出してたの!?というギャップが面白いと思います。1960年代半ばのスタジオ・シーンはこんなもんで普通だったのでしょうか。ニューヨークで行なわれた《Highway 61 Revisited》のレコーディングの写真を見ても、ボブとマイク・ブルームフィールド以外はヒップ----これも死語----に見えない人ばかりなので…。 また、アル・クーパーが《Blonde On Blonde》セッションについて語ってる動画がyoutubeにあります。こちらも必見。