1975〜76年のローリング・サンダー・レビューに参加し、1978年ツアーで日本公演にも同行したロブ・ストーナーがフェイスブックでこんなことを言ってました。当ブログではしばらく前にロブの
こんなインタビュー も紹介してるので、こちらも読んでいただけたら幸いです。1978年ツアーの概説記事は
こちら 。
アレンジ、オーディション、リハーサル、そしてビジネス 文:ロブ・ストーナー
《At Budokan》のアウトテイクが間もなくリリースされる。1978年にディランの作品にラジカルなアレンジが施されたことに関して、昔から、いろんな憶測がある。オレたちが演奏したアレンジは全てボブの手によるものだとファンは思ってるかもしれないけど、アレンジを楽譜に書かないバンドではたいていそうであるように、ああなったのは共同作業に由来する。
アルバムにアレンジのクレジットが全くない場合、ファンの間ではこの種の誤解がよく生じる。雇われミュージシャンが、このアイデアはこの人が出したってクレジットされることはない。クレジットしてくれるスターは殆どいない。
13人編成のアンサンブルの中には、ローリング・サンダーに参加していたミュージシャンは、オレとマンスフィールドとソールズの3人しかいなかった。このプロジェクトのバンド・リーダーとしてのオレの仕事の1つが、プレイヤーのオーディションをすることだった。BDはオーディションには同席せず、オレがツアー用に選んだミュージシャン全員に最終的にOKを出すだけなのが通例だった。ボブはオレが選んだプレイヤーを拒否することはなかったが、ドラマーだけは自分で選んだ。悲しいことに、あのプレイヤーはテンポをキープするセンスが悲哀に満ちてたんで、そのうち邪魔になってしまったが。
ディランは最初の頃のリハーサルに居合わせることも殆どなかった。ボブの時間が無駄にならないように、バンドでアレンジをあれこれやってる間は、オレがボブのキーで歌った。バンドがオイルを十分に差したマシンと化し、スムーズに演奏出来るようになるまではリハーサルには出ないと、ボブは言っていた。
このリリースのおかげであなたの生活スタイルは変わりそうですか?と、最近、一部の評論家から質問されたが、音楽ビジネスに関するそんな考えは一掃したい。レコーディングの際にクリエイティヴな貢献をしても、サイドメンには印税は全く入ってこない。決まった金額が一度支払われるだけだ。組合で決められた最低賃金が。オレがやったことで、たとえわずかでも利益の分け前をもらえるのなら、引退出来るんだけどな。
The original post on facebook:
https://www.facebook.com/rob.stoner.589/posts/pfbid0E61WK7im27xvJuo7ZsYCzyF5EQPVrcGs1YRMAc5iU1xTDGRnYz8MSfAgdB1cDxFvl Reprinted by permission 訳者追記 : 9月8日(7日かな?)にオフィシャル筋から先行トラックとしてYouTubeで「The Man In Me」が発表されましたが…
VIDEO 「The Man In Me」というと、1ヶ月ほど前にYouTubeに登場し、削除とアップロードが繰り返されてるこっちも注目です。
VIDEO 【Amazon.co.jp限定】コンプリート武道館 (4CDエディション) (トートバッグ付) - ボブ・ディラン 【Amazon.co.jp限定】コンプリート武道館 (8LPエディション) (トートバッグ付) [Analog] - ボブ・ディラン Maggie's Farm - Rob Stoner
posted by Saved at 11:29|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
Bob Dylan
|
|