イライジャ本より数年後に出た本なので、それには載ってない'65年ニューポートの目撃談も載ってます。必読。アルバート・グロスマンはどちらかというと悪徳マネージャーというイメージが作られ、実際、ボブと縁が切れた後も、契約の条項を盾に、多額の金が自分のところに回ってくるようにしてたなんてことが知られてますが、ジョナサンはグロスマンから芸能マネジメントのイロハを学んだ人物ゆえ、悪口は一切書いてません。むしろ、芸能界・レコード業界をマフィアから切り離そうと努力した人だと評価してます。(私が思うに、それがブートレッグがはびこる原因の1つになったと思われる)
でも、一番笑って読めたのが《Exile On Main St》のジャケットの件。薬中が嫌いなので1972〜73年ツア・マネの仕事を断った後、ミックからロバート・フランクを探せって命じられて、ものすごく苦労したこと、フランクを見つけてロスに呼んだものの、こいつ全然仕事をしなくて困ったことが書かれてます。
このページでサンプルが読めます:
https://store.voyager.co.jp/publication/5960000000496

『マジック・イヤーズ:魔法があった』ー我がロックンロールライフの回顧録 - ジョナサン・タプリン, 御影雅良

ボブ・ディラン 裏切りの夏 - イライジャ・ウォルド, 高波創太

メイン・ストリートのならず者(SHM-CD) - ザ・ローリング・ストーンズ
* * * * * * * * * *
