2011年02月20日

ミッキー・ハート 宇宙の音楽を語る

 2010年7〜9月には、グレイトフル・デッドドラマー、ミッキー・ハートとビル・クロイツマンを中心としたバンド、Rhythm Devilsのツアーが行なわれたが、ミッキーがツアー中に応じたインタビュー記事を発見。彼の目下の興味は宇宙のリズムを地球の音楽に翻訳することのようだ。

[インタビュワー:マイク・ラゴーニャ]

元記事はこちら:
From The Grateful Dead to Rhythm Devils: A Conversation with Mickey Hart(掲載日:2010年9月1日)
http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emfrom-the-grateful-dead_b_702136.html

●あなたとビル・クロイツマンでリズム・デヴィルズを組んで、賑やかな仲間達とツアーをやっているわけですね。

 いろんな人間が集まって非常に面白い組み合わせが出来ている。シーキル・アディポージョはナイジェリア出身のミュージシャンで、トーキング・ドラムを演奏するんだ。彼はトーキング・ドラムの名手だ。それから、カリフォルニア出身のティム・ブルームがギターとヴォーカルを担当している。マン島出身のデイヴィー・ノウルズは優れたヴォーカリストで、ギターの名手でもある。そして、アンディー・ヘスがベースだ。とても面白い組み合わせだろ。これはダンス・バンドであって「Drumz」と「Space」ではない。グレイトフル・デッドの曲もやるけど、ロバート・ハンターに歌詞を書いてもらったリズム・デヴィルズのオリジナル曲も演奏しているんだ。さまざまなパーソナリティーが集まってエキサイティングで強力コンビネーションが出来上がっている。



●リズム・デヴィルズという名前の由来を聞かせてください。

 1970年代のある晩、ジェリー・ガルシアがビルと私のことをそう呼んだんだ。「お前ら、リズム・デヴィルズ(リズムの鬼)だな。リズムを追求する様なんて、まさにデヴィルだね。」って。バンドではこれが採用されていたんだけど、ファンはリズム・デヴィルズを「Drumz in Space」----セカンド・セット中にドラムが冒険する部分があるだろ----と呼ぶようになった。そして、これがグレイトフル・デッドコンサートの中の即興演奏の時間になったんだ。数年前にもそういうバンドを作って、ダンストランスミュージックを演奏したんだ。その時は、ショウを数回しかやらなかったんだけど、数カ月前にビルから「またやろう。」っていう電話があったんだ。そういう経緯があったのさ。少し違うラインナップでツアーに出て、こうして大パーティーをやってるんだ。ツアーが終わらなければいいのにって思うことは殆どないけど、今回は思うね。このバンドにはとても魅力的で非常にパワフルなところがある。

●あなたはアメリカン・フォーク・ライフ・センターや国会図書館でさまざま活動家や民族音楽研究家達と一緒に作業をしていて、アメリカン・フォーク・ライフ・センターの評議員会のメンバーも務めていますね。こうした組織の中ではあなたはどのような役割を果たしているのですか?

 スミソニアン・フォークウェイズの評議員もやってるよ。私の専門はデジタル化作業と、現地固有の音楽への造詣だ。特にかかわっているのが、国会図書館でやっている絶滅危惧音楽に対する保護プロジェクトだ。私はそうしたことの監修なんかをやってるんだ。

●「リズムズ・オブ・ザ・ユニヴァース」という面白い曲がありますね。天文学的なデータに基づいて作曲されたものとか。

 その通り。これは、かれこれ1年以上作業を続けている次のプロジェクトだ。恒星や惑星、ビッグ・バンから届いた光波や電波を音波に変換して、それを音楽的なコンテクストの中で使うんだ。光から音への変換は、ここ1年半追求していて、来年、作品としてリリースする予定だ。実際、私が現在行なっている地球の音楽といったらリズム・デヴィルズだけだよ。私がやっている音楽の殆どは宇宙のものだ。空間と時間と一緒に演奏しているんだ。私は137億年さかのぼって、ビッグバン、つまり創造の瞬間の音を聞きたくて仕方がない。私の頭と心は目下のところ、宇宙の音、つまりピタゴラスの言う天空の音楽を聞くことにある。これが今の私の最大の関心事なんだ。

●ミッキー、どういうことがきっかけで、宇宙の音楽に関心を抱くようになったのですか?こんな大スケールなことをやろうと思うようになったわけは?

 とても単純なことさ。全ての物語りには始まりがあるものなんだけど、リズミストである私の物語は、時間と空間の始まりであるビッグ・バンからスタートするんだ。ビッグ・バンの時に宇宙の空白のページが爆発して、恒星や惑星、太陽、月、地球、そして私達のような生き物を作り出したんだ。だから、あらゆるものの起源がビッグ・バンなんだ。それを知った私はビッグ・バンがどんな音をしてたのか聞きたくなったので、科学に目を向けた。そして、光の波を音声に変換するために、世界中の電波望遠鏡NASAに注目したんだ。科学者達は、こうしたものを波の形で振るえているものとしか考えない。しかも、これは光という別の波のものなので、通常、音としては考えていない。彼等はそれを宇宙背景放射と呼んでいるんだけど、私は非常に音指向の人間で、いつも、光以外に音の観点でものごとを考えている。光が存在するのなら、その後ろに音がも存在するはずだ。振動という現象が存在するするからだ。私は自分がどこからやって来たのか知りたいと思っていたから、そういうことを知って、探求心はさらに触発された。ビッグ・バンの音は神の音のようなものだろう。この瞬間に宇宙が創造されたのだから。それに、もし神が存在するのなら、ビッグ・バンはひとつの振動であり、不規則なリズムを持っているに違いないのだから。仲間のひとりが2006年にビッグ・バンを発見し、それでノーベル賞を取ったんだ。彼はビッグ・バンが137億年前の出来事だと突き止めた。とても触発されたね。こうしたことが発見されて、情報がどんどん入って来るとなると、もはや無視することなんて出来ず、星の世界に行くのが当然のことのように思えてきたのさ。

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 Mickey Hart 2010 .txt

Original copyrighted article by Mike Ragogna. Reprinted by permission

マイク・ラゴーニャのHP:
http://www.mikeragogna.com/

  

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