2011年03月23日

『The Bob Dylan Copyright Files 1962-2007』の著者に話を聞く

 2008年秋に発売された『The Bob Dylan Copyright Files 1962-2007』はボブ・ディランの楽曲の著作権登録に関する資料集で、私のような初学者の目にはデータが無機質的に並んでいるようにしか見えません。ここから面白い事実を読み取るには解説が必要なのですが、この本を読み解くヒントとしてザ・ブリッジ31号(2008年夏)にある著者インタビューが適当と思い、関係諸氏に連絡を取ってここに翻訳を掲載する許可をもらいました。

   

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 はっきり言って、ディランの著作権登録の詳細なんて一部の人しか興味ないでしょう。一般的な意味で、シリアスなファンにとって、あなたの本が出たことでどのような恩恵や利益を得ているのでしょう?

 難しい質問です! ディラン研究の殆どの分野でも、このくらい詳しいことを扱っているでしょうに。私は自分のことを典型的なディラン・ファン/コレクターだと思っています。何よりも前に、私はひとつひとつの注釈を書きました。というのも、他書では十分にカバーできていないと感じたものを知ったり、それついて説明を加えたりしたかったからです。今度の本は、著作権の存在を私が確認することが出来た、ディランの作品の最も包括的なリストです。「Go Away You Bomb」や「Liverpool Gal」は存在し、「Cuban Missile Crisis」や「Dirty Lie」は存在しません。私がここに載せたデータの一部は、録音日の記録と一致しませんし(1980年秋にランダウン・スタジオでレコーディングされたマテリアルなど)、カバー・ソングの記録、作曲者クレジットについても議論の余地があります。ディランの初期の曲の多くは、まずは『Broadside』や『Sing Out!』で異なる形で発表されているので、私は腰を据えて解決を試みました。ディランの出版社にも原因があるのです。一部の会社はディランのものではない曲に対して所有権もしくは共同所有権を持っているのです。つまらないデータなどありません。確かに皆に好まれるような本ではないでしょうが、貴誌の読者には、手早く調べることのできるリファレンス・ガイド、データベース、トリヴィア情報の源として利用してもらえることでしょう。

目 全文は下の.pdfファイルをダウンロードしてお読み下さい。目

  TDunn.pdf

Original copyrighted article by Terry Kelly. Reprinted by permission.
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 私が気づいたことを少し補足しておくと、サラが著作権の一部を所有しているのは彼女がボブと結婚している間(1965年11月22日〜1977年6月29日)に書かれた曲であって、離婚慰謝料の一環としてこのようなかたちになったようです。


posted by Saved at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | Bob Dylan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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