ベースメント・テープというと、1967年にボブ・ディランがザ・バンドと一緒に、もしくはザ・バンドが単独で私的にレコーディングした音源群ということになりますが、1967年夏にアルバート・グロスマンがインドのベンガル地方から招聘し、冬までウッドストックに滞在していたバウル・シンガーが、ビッグ・ピンクを訪問した際にレコーディングした音源も、この頃ガース・ハドソンが地下室で録音したものなので、広義に解釈においてはベースメント・テープではないでしょうか。当ページでは以前、このバウルたちに焦点を当てた『《John Wesley Harding》のジャケットに登場しているインド人の話(1)』『《John Wesley Harding》のジャケットに登場しているインド人の話(2)』という記事をアップしましたが、《Bengali Bauls At Big Pink》もCD化されないかなあ。出来れば拡大盤として。
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