2016年04月11日

デリーのレコード屋New Gramophone Houseでボブ・ディランのインド盤を発見

 昨年生まれて初めてインドに行って超楽しかったので(その時の記事はここ)、今年もHISの初夢フェアで「デリー5日間」に申し込んで行って来ました。現地でもインド盤アナログ・レコードを安くは買えないことを知ってガッカリしたはずなのに、有名店を訪れずして帰ってしまったことが心残りだったのです(行ってもそんなに買いものしないのに)。その有名店とはNew Gramophone Houseです。thevinylfactory.comにある「世界最高のレコード屋ランキング」という記事の中では第4位として紹介されています。

http://www.thevinylfactory.com/vinyl-factory-releases/the-worlds-best-record-shops-004-new-gramophone-house-new-delhi/

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 現在ではGoogle Mapという文明の利器がありますが、ネット上のいくつかのページに乗ってるこのレコード屋の住所で検索しても、正確な位置が出て来ません。New Gramophone Houseを紹介している上記の記事に含まれているGoogle Map上で赤いマークで記されたあたりは、小さなオーディオ屋、ラジオ屋、携帯電話屋、家電屋がたくさんある場所なのですが(身近な例で言うと、秋葉原のパーツ屋街がもっと雑然としたようなところです)、インド映画のDVD屋は2〜3軒あったものの、レコード屋は見当たりません。そのへんにいた人に聞いてもよくわかりません(この時点で疲れたので、チャイ屋で一休み)。映画館の隣のカーステレオ屋の人に尋ねてやっと、わかりました。チャンドニ・チョーク・ロードを挟んで向こう側に看板があるじゃないですか。実際の位置は上の地図の緑の点あたりです。

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 でも、その建物の1階はサンダル屋さんなので、店員に「あの〜、レコード屋さんは?」と質問すると、「奥の階段を上がれ」という指示。あった〜! 欧米のロックのレコードも300枚くらいはありました。
 まず、ビートルズは高い。《Help!》《A Hard Day's Night》《Rubber Soul》《Oldies》は軒並み4,000〜5,000ルピーです。昨年は1ルピー=2.4円くらいだったと思いますが、今年の3月では1.86円でした。それでも、骨の髄まで貧乏人根性が染み付いてる私は、レコード1枚の値段が2,000円を超えると心理的にストップがかかります(昔から)。よってこれらのレコードは見なかったことに。78回転SP盤は、この店で何度も扱ったことがあるそうですが、今回はありませんでした。「あったとしてもかなり値が張るよ」とのことです。

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 棚の調査を続けると、一部が15cmくらい真っ赤なのに気づきました。何かと思ったら、ポール・マッカートニーの《Tug Of War》のインド盤です。数えたら30枚以上ありました。1枚1,000ルピー。店のおじさんによると、どこかの店にあったデッドストックをまとめて買い取ったのだとか。ものによってジャケットは一部が痛んでいるものの(一度水に濡れて乾いたような跡があります)、盤は新品同様。いや、未使用状態っぽいです。

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 クイーンの《The Game》のインド盤も10枚以上あり、1枚1,000ルピーでした。ポールのレコードと同じ経緯をたどってここに来たのでしょう。デュラン・デュランの《Rio》も複数枚ありました。
 ということで、購入したのは次の5枚。(21世紀になる前に自宅は飽和状態となってしまったので、もう新たにブツを大量に買って増やすことは出来ません)

Bob Dylan 《Planet Waves》
Bob Dylan et al 《We Are The World》
Rolling Stones 《Let It Bleed》
Paul McCartney 《Tug Of War》
Queen 《The Game》

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 最後のものは、せっかくインドまで来たのだからインド系ミュージシャンのレコードもってことで購入。ボブ・ディランのレコードが2枚見つかったのが今回最大の収穫でしょうか。何が出てるのか全く知らない状態でしたから、これはうれしい驚きです(デジタル弱者の私は、Searching For A Gemにインド盤情報もあることには、帰国後に気が付きました)。ローリング・ストーンズに関しては、本当は〈Paint It Black〉か〈Mother's Little Helper〉といったインドの楽器を使った曲が入ってるレコードが欲しかったのですが、見つかりませんでした。ちなみに値段は《Let It Bleed》が1,500ルピーで、その他は1,000ルピーでした。(上段右はこのレコード屋の特製カレンダーです)
 《Tug Of War》は知人へのお土産になりそうだと思い、翌日もここに行って、さらに2枚購入。で、ホテルに帰ったら、このアルバムをプロデュースしたジョージ・マーティン死去のニュースが飛び込んで来ました。インドでこのような訃報を聞くとは夢にも思っていませんでした(涙)。

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 ちなみに、2つあるボブの《Bootleg Series Vol.9》箱はヨーロッパからの輸入盤です。値段は失念。

 以下は購入を見送ったアルバムです。今すぐ行けば、まだあるかもしれません:
Bruce Springsteen《Born To Run》3000ルピー
The Ventures ベスト盤 750ルピー
Joan Baez 750ルピー
Rolling Stones《Let It Bleed》2500ルピー(私が購入したものより状態が良いらしい)
Pink Floyd《Dark Side Of The Moon》4000〜5000ルピー
John Lennon & Yoko Ono《Double fantasy》3000ルピー

 昨年行ったShah Music Centerにも1年ぶりに寄り(NGHから歩いて10分)、ビートルズのレコードはないかと言ったところ、こんなものを出してくれました。値段は1枚1,500ルピー。ジャケットの状態は、写真ではまあまあに見えますが、実際にはボロボロ。

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 結局、ここでは何も買いませんでしたが、そういえば《Pipes Of Peace》にはタブラが使われてる曲が入ってたじゃ〜ん!て思い出したのは帰国後。その場でその事実を思い出すことの出来なかった私の脳みそは超ポンコツです。金だったら、オールド・デリーの地理がわからずリキシャにレコード数枚分の金をぼったくられた昨年とは違って、その分の余裕はあったのに…。

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店頭には新品のSP盤プレイヤーがありました。


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《Dark Side Of The Moon》新入荷。


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おじさんの後ろにあるのはSP盤。一応訊いてみたけど、ビートルズはないみたい。


 今回のデリーでの買い物と現地で楽しんだコンサートについて、私より∞倍インド通の知人に報告したところ、「デリーって音楽はあまり盛んじゃないんだよな〜」と一言。そういえば、インド盤LPに記されてるレコード会社の所在地は、ムンバイであることが多いです。「そこでは毎年2月にアララカの追悼コンサートが開催されて、超大物が総出演だよ。もちろん、ザキールも」とのことなので、次はこの都市でしょうか…。レコード屋情報をお持ちの方、是非教えてください。
 といっても、レコード・コレクションの枚数を増やすだけなら、eBayあたりで買うほうがお金と時間と労力の節約になります。


posted by Saved at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | Bob Dylan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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