● 昨晩の『Red Dirt Boogie』コンサートは行きましたか?
ええ。素晴らしかったですね。どの曲がいちばん良かったですか?
● 最後に皆で歌った〈Further On Down The Road〉です。
タージ・マハルは最高でした。
● さすがに歩くのは大変そうでしたが、歌とハーモニカは絶好調でしたね。
1stセットで登場したジョイ・ハージョはどうでしたか?
● サックスを抱えながら、主に詩の朗読をやった人ですか? 全く知らなかったので、コンサート終了後にネットで調べました。
彼女はアメリカの桂冠詩人です。アメリカ先住民の血を引いてます。こちらに住んでるので、センターのイベントにも協力してもらってます。
ところで、タルサは初めてですか? 目的は何ですか?
● ボブ・ディラン・センター訪問です。それから、もちろんウディー・ガスリー・センターも。そして、リオン・ラッセルのチャーチ・スタジオです。2/6にセンター主催のジェシ・エド・デイヴィス・トリビュート・ショウがあることを知って、今週ここに来ました。こんな企画のコンサート、日本では見れませんから。チャーチ・スタジオには《Time Out Of Mind》のレコーディングで使われたNEVEのコンソールがあって、ビックリしました。
数年前にスタジオが購入したんです。修理して実際に使えるようにするのに、相当苦労したとも聞きました。
● そもそも、ボブ・ディラン・センターはどうしてタルサに作られたんでしょうか?
ディランが決めたんです。ウディー・ガスリー・センターがここにあったからです。ここを見ての感想は?
● タブレットで貴重な音源を聞くことが出来て楽しいです。
ウディー・センターのほうはもう行きましたか?
● はい。まさにアメリカの歴史です。こちらも含めて、見応えがあって時間が足りません。
動くウディーがうつってるフィルムは全部で十数分しかないんですよ。
● ボブのテープに関して、最近新たにコレクションに追加された音源はあるんですか?
ええ。いくつかは。ハイスクール時代のバンドでリトル・リチャードの曲を歌ってるものもありますよ。
● 《Blood On The Tracks》のミネアポリス・セッションのテープは見つかったんですか?
はい。
● 本当に? いつ聞けるようになるんでしょう?
それはディランのマネジメントが決めます。マネジメント次第です。
● 1976年のソルトレイク・シティー公演は見つかったんですか?(この記事を受けての質問)
いいえ。
● オーディエンス・テープも見つからないんですか?
いくつかの例外は除いて、オーディエンス・テープまでは収集してません。
● スタジオ・セッションのテープも全てこの建物のどこかに保管されてるんですか?
オリジナルのマスター・テープは保管とセキュリティーの関係で別所にあります。ここにはデジタル化したものがあります。ここでやってることには、マスター・テープは必要ありませんから。
向こうのビデオ上映室で少し見ることが出来ますが、現在は1966年ヨーロッパ・ツアーのフィルムの復元作業を行なっています。
● かなり画質がアップしてますね。もうすぐ、その成果の全てを見ることが出来るんですか?
期待して待っててください。
● 向こうの部屋にあるのはボブ関連書籍ですか?
そうです。フォークロア・センターのイジー・ヤングの蔵書もこちらに移しました。
● ノーベル文学賞の頃、ストックホルムにボブのコンサートを見に行った際、フォルクロル・セントルムを訪問してイジーに会いました(ここを参照)。イジーは高齢のために閉鎖を考えていて、蔵書の寄贈先が一度は決まったんだけど結局断られちゃったとかで、困ってるところでした。
イジーが亡くなった後に、娘さんからこちらに連絡がありました。
● イジーのコレクションの新しい家が見つかって本当に良かったです。図書室ちょっと見たいなあ〜。
いいですよ。でも写真は撮らないでくださいね。
[ということで、図書室滞在時間は1分ほどでしたが、『Philosophy』本の各国のエディション、『The Telegraph 』『The Bridge』全冊、歌詞集の中国語バージョンが目に入りました]

歌之國土: 馬世芳的巴布.狄倫六講 (文學森林) (Traditional Chinese Edition) - 馬世芳
↑馬世芳さんの最新本
● 『The Bridge』のいくつかには私の書いた記事が載っています。[歌詞集の中国語バージョンを指さしながら]《Blonde On Blonde》の部分を担当した馬世芳さんは私の友人です。『Philosophy』の中国語訳も今年に入ってから出たんですが、こちらも彼が担当しました。間もなくここに入ることになるでしょう。
センターのドアを入ってすぐのところに鉄のオブジェがあるのに気づきましたか?
● はい。それも見れて良かったです。いろいろ質問に答えていただき、本当にありがとうございました。また、ここに来ます。
とは言ったものの、再訪の機会はあるかなあ?

Bob Dylan: Mixing up the Medicine - Davidson, Mark, Fishel, Parker

Woody Guthrie Sings Folk Songs - Guthrie, Woody

An American Sunrise: Poems (English Edition) - Harjo, Joy

「ジューダス!」ロック史上最も有名な野次: マンチェスター・フリー・トレード・ホールに至る道 (ロックンロール叢書) - CP・リー, 加藤正人
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