2014年01月01日

NY Rock'n'Roll Life【25】イアン・「マック」・マクレガンに電話インタビューしたぜ!

 スモール・フェイセスというと本物のロック通の人が聞くバンドというイメージがあり、私にはちょっと縁遠い存在です。あまりレコードを持ってないですし、メンバーだった人を生で見たのは、ロニー・ウッドのソロ来日公演に同行したイアン・マクレガンと、ロンドンで見たスティーヴ・マリオットだけです。ロニー・レインとケニー・ジョーンズは見たことないと思います。
 スティーヴ・マリオットを見たのは単なる偶然です。1990年7月にローリング・ストーンズのウェンブリー・スタジアム公演を見ようとロンドンに行ったら(初来日公演直後に、今はなき銀座の洋書店イエナでTIME OUT誌を買って、その指示通りにHarvey Goldsmith Enterpriseに国際為替を郵送してチケットを入手)、キース・リチャーズが指をケガしてコンサートはキャンセルになっていて、仕方なしにその晩は、プットニー・ブリッジにあるハーフムーンという汚いパブにスティーヴ・マリオットを見に行ったのです(活動低迷中とはいえ、あれだけの名曲名盤を作ったミュージシャンが「仕方なし」で見れてしまうのですから、ロンドンて凄いよ)。
 自動車修理工みたいなグレーのつなぎを着たスティーヴは客の間を通ってステージに登場し(下の写真のようなルックス)、1曲目に演奏したのは〈Memphis〉でした。ヴォーカルなしのインストだったような気がします。ギターは何を持ってたかなあ? 演奏終了後は、登場の時と同様に、客の間を通って楽屋に戻って行ったので、私の近くを通った時に背中を軽くポンポンて叩いたら、ツナギは汗でちょっと湿ってました。私より少し高いくらいの背でした。
 この頃、スティーヴは頻繁にロンドン界隈のパブ等に出演してたようで、翌年8月にロンドンに行った際にもスティーヴのギグ情報を聞きつけて、郊外のパブに行ったのですが、残念ながら体調不良でキャンセル。寝煙草で死亡というニュースを聞いたのは、それから数カ月後のことでした。合掌。

Marriott.jpg


 2013年秋には、ハンブル・パイのフィルモア・ライヴを完全収録したボックスセットが発売されて好評を博しましたが、スモール・フェイセスの貴重トラックを収めたボックスセット《Here Come the Nice (Amazon Exclusive Box Set)》も2014年1月下旬にリリース予定です。ビンキーはこのタイミングでイアン・マクレガンに電話インタビューを行ない、面白い話を聞き出しています。

  

* 1/1の時点でAmazon.co.jpには《Here Comes The Nice》のリンクがありませんが、HMV@楽天には下記のリンクがありました。

 




記事本文を読む
posted by Saved at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Small Faces | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする