マディソン・テープス
2巻のオープンリール・テープには、1960年から61年にかけての冬頃、ミネソタからグリニッジヴィレッジに行く途中、ウィスコンシン州マディソンのフォーク/ブルース・ミュージシャン、ダニー・カルブのアパートメントで録音されたボブ・ディランの演奏が収録されています。約90分のレコーディングの1巻目には19歳のディランによる20曲以上の演奏が収録されており、その内訳はウディー・ガスリーの歌6曲の他、ジミー・ロジャーズ、スタンリー・ブラザーズ、リトル・ウォルター、ピート・シーガー、ビッグ・ビル・ブルーンジーの名曲などです。
この演奏を録音したのはジェフ・チェイスというミュージシャンです。
2巻目は、1960年から61年にかけての冬頃に、ディランと友人たちが何らかの集まりでフォーク・ソングを演奏している様子を収録したマディソン・パーティー・テープです。これら2巻のテープに収録されているレコーディングは、ディランの歴史においてギャップだった部分を埋め、アーティストとしての成長過程に光を当てた重要な記録です。
East Virginia Blues (Informal Recording, Madison, WI, 1960)
K.C. Moan (Informal Recording, Madison, WI, 1960) Bob Dylan with Danny Kalb
Hard Travelin’ (Informal Recording, Madison, WI, 1960)Bob Dylan with Danny Kalb
この3トラックがそのようですが、約90分、20曲以上の中からたったこれだけです。友人とレコード屋で作ったSP盤からも1曲のみの収録なので、今回は最初期音源サンプラー的な趣なのでしょう。
アマチュア時代のお友達録音は、1960年代末のTMQの時代から知られており、その後、新音源が発見されて海賊盤に収録されたり、研究者が自著に新データとして記したりするたびに、テキトーな名前がつけられてきたため(「どこどこパーティー・テープ」「誰々のアパートメント・テープ」など。どれも正確な日時は不明)、私の粗末な脳味噌ではきちんと把握出来ていません。今回のリリースで、しっかりと整理されることを切に希望します。

The Bootleg Series Vol. 18: Through The Open Window, 1956-1963 (Deluxe CD) - Bob Dylan

The Bootleg Series Vol. 18: Through The Open Window, 1956-1963 Highlights - Bob Dylan
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The Bootleg Series Vol. 18: Through The Open Window, 1956-1963 Highlights (Vinyl) [12 inch Analog] - Bob Dylan
ラベル:海賊盤




