以下、このチケット騒動に巻き込まれた一介のデッドヘッド(私)の日記です。2月28日からチケットマスターで一般発売が開始されますが、今までの顛末を整理しておきたいと思います。日付はアメリカの現地時間だったり、私が気づいた時間(日本時間)だったりするので、誤差はあるかもしれません。
12月5日(金) TRIスタジオにボブ・ウィア、ミッキー・ハート、ビル・クロイツマンが集合。何やら動きが本格化してきた様子。
1月12日(月) ボブ・ウィアがミーティングの写真を投稿。恐らく議題は50周年コンサート。
1月13?日 シカゴのソルジャー・フィールドで7月3、4、5日にコンサートを開催することを正式に発表。キターッ! チケット発売日、席種、金額、購入方法など詳しいことは後日。Dead50.netというサイトが立ち上がる。
1月16日(金)深夜 チケット代、申込方法が正式発表。申込方法というのが、四半世紀前と同じ申込カードと為替を郵送するという超アナログなかたち。10号封筒には切手を貼る(料金シールはダメ)、所定の位置に申込日と券種/枚数を記入するなど一定のルールがあり、消印の若い順に受け付けられる。今回は1月20日以降の消印が有効。1月19日とかフライングの消印はダメ。この時点では、2月12日にAXS.comで、14日にチケットマスターでネット販売開始とのことだった。
1月17日(土) 一緒に行く連中(私を含めて丁度4人)と話し合って、メールオーダーでチケットを取った経験が最も多い(といっても、たった3回)私がチケットの郵送申込を担当することに。
1月17日(土)〜18日(日) チケット申し込み前なのに、既にシカゴのホテルに予約が殺到。17日の時点でエコノミーホテルは満杯。中級ホテルも同様。仕方なしに、18日夜に身分不相応の高級ホテル(『地球の歩き方・シカゴ』では、そのカテゴリーに載っている)を予約。
1月19日(月) 郵便局に行って国際為替申込用紙を10枚ゲット(書き損じるといけないので、余計にもらう)。3×5カード、封筒も作成。あとは翌日朝9時に郵便局に行くだけ。この時点で、自分の住所をローマ字で10回、日本語で7回、GDTSTOOの住所を8回記入。この作業は面倒臭い。
この時点では、先行受付は199.50ドルの指定席(どこか不明)、115.50ドルのフィールド立見、95.50ドルのスタンド指定席のみ。当選確率を高くするために、安い席+高い席との差額+送料という具合に為替を組み合わせて送ることが推奨されていたので、115.50ドルのフィールド立見を第1希望、95.50ドルのスタンド指定席を第2希望として、115.50×4人分=382ドルの為替を3通、差額20ドル×4人分=80ドルの為替を3通、送料35ドルの為替を1通、計7通作ってもらうことに。
国際為替を作ってもらうのに、1通2,000円の手数料がかかるので、チケット代には7通分=14,000円上乗せだけど、4等分するので、私の金銭的負担は1万円以上減った計算。
1月19日(月) シカゴ・トリビューンにはこんな大広告が載ったそう。
1月20日(火) 郵送受付開始。9時に近所の郵便局に行って、窓口に合計7通の為替の申込書を提出。送金する金額が10万円を超えるということで、何かの書類にも自分の住所指名を記入。ピンクの為替を発行してもらったら、今度はそれに、自分の住所を7回、GDTSTOOの住所を7回記入。為替、カード、返信用封筒を封筒に詰めて、10時ちょっと前に、こちら側として出来る全事務処理を完了。人事はつくしたので、あとは天命を待つのみ。
日本の、それも郊外の小都市の郵便局とあって、デッドの用事で来ている奴は私ひとりだったが、アメリカではこんなことに:
1月21日(水) シカゴトリビューン 1月20日朝、アメリカ全国の郵便局でこんな光景が見られたそう。
http://my.chicagotribune.com/#section/-1/article/p2p-82580387/
1月22?日頃 客席の分け方がイマイチ不明で、申込直後にこんな座席表がネットに登場。申込時と値段が違う。
その数日後 こんな割り振りになったらしい。これなら納得。第1希望のGAが当選して、差額の為替は返却されますように。
1月25日 デッドHPにこんな表示があることに気づく。私の封筒はしっかり届いているのだろうか?
芸術的センスのあるファンは意匠を凝らした封筒でチケットを申込むのがデッドヘッズの伝統。ステキな封筒で申し込むと当選確率が上がるのですが、今回は封筒コンテストを開催したため、さらにエスカレート。こういうのを見ると、自分に才能がゼロなことを実感して落ち込む。
http://www.treyfuldeadmemes.com/envelopes
過去のデコ封筒を集めた写真集まで出版されている。
1月29日(木) チケットがハズレの人にこんなメッセージ付きで為替が返送。この日以降、赤紙が届きはしないかと戦々恐々の毎日。
2月5日(木) ボブ・ウィアがザ・レイト・ショウに出演。〈Truckin'〉名演! ジョン・メイヤーが全米のデッドヘッズの間で話題になっているデコ封筒とハズレ・メッセージに触れ、「これなら受け付けてもらえる?」と見せた封筒がこれ。宛先が昔のものなので、受付可不可以前の問題です。トホホ…。
2月12日(木) 6万通もの応募があり、GDTSTOOは毎日2〜3,000通のハズレ・メールを発送しているらしい。
http://liveforlivemusic.com/news/update-grateful-dead-ticketing-office-sending-out-2-000-3-000-rejection-letters-daily/
2月12日(木)〜17日(火) この頃、日本にもハズレの赤紙が届く。顔の広い人の話によると、ハズレだった人の共通点は1月21日の消印で申し込んでいたこと。20日消印の人(私を含む)には赤紙は届いてないらしい。この週を過ぎてからは、日本にハズレ・メッセージが届いたという話は聞かない。
2月15日(日) ウォールストリート・ジャーナルのHP GDTSTOOでの作業を紹介
http://www.wsj.com/articles/for-grateful-deads-final-shows-long-strange-trip-ends-in-sea-of-mail-1423873970
2月23日(月) 混乱に乗じて為替が大量に盗難、メンバーも次々にホテルの予約を取り消し、1020万ドルが違法に換金されてスイスの銀行に振りこまれた、コンサートは中止か?というガセねた。デッドヘッズはいたって冷静で、全く混乱は起こらず。
http://www.news-blender.com/breaking-news/fare-thee-well-money-orders-stolen-shows-to-be-cancelled/
2月24日(火) GDTSTOOより公式発表。予想をはるかに超える数の申込があり、競争率は10倍。当選者には2日後、一般発売前にメールが届くのだとか。この時点で、ハズレの赤紙は届いてないが、私はいったいどうなることやら。
2月25日(水) GDTSTOOにチケット当選者にこういうメッセージが届き始めた。本日夜時点で拙宅には未到着。「あなたのオーダー、もしくはその一部が受け付けられました」なんて書かれているとなると、一応保険としてチケットマスターの予約も頑張らなければいけないってこと?
2月25日(水) チケットマスターのページには、こんな席割が。
2月26日(木) 2/25付でGDTSTOO文面更新。ひとつの封筒でまとめてオーダーを出してたら、オーダー全部当選。いくつかの封筒に分けてオーダーしてたら、そのうちの少なくともひとつ当選。私は3日間をひとつの封筒で応募したのだが、26日(木)午前の時点で当選メールは届いてない。
拙宅に当選通知メールが届いたか否か、チケットマスターでの予約状況等はまた後日。